渡邊　康志／人を知る｜採用情報｜株式会社システムハウスR&C

人を知る

渡邊　康志

レンタル事業部　東京センター　係長
2012年度　経験者採用　センター職

システムハウスR&Cに入社を決めた理由は？

前職はゴルフ場で企業向けの営業をしていたのですが、2011年の東日本大震災の際、地元の宮城県で被災しました。実家は半壊し、ライフラインもままならない状況で、いつも営業活動をしていたエリアの変わり果てた姿を目の当たりにしたとき、街の復興のために何か携わりたい、という気持ちが強くなり、当時、被災地に仮設住宅や事務所の設置を進めていた当社に入社しました。

今までのプロジェクトで印象に残ったことは？

震災の復興事業、特に石巻市まで通ったことです。震災当時は交通インフラ・ライフライン共に不通で、普段なら片道1時間のところを3時間かけて移動し、仮設住宅を建てるための起点となる現場事務所の設置に携わりました。また、東北地区で新たにセンター拠点を創ったことも印象深いです。ライフラインが復旧していない中ほとんど手作業で進めなければならず、とにかく時間と手間がかかりました。そんな状況下でもアイデアや工夫、誰かを頼るといった、人の力、つながりによって乗り超えられることがあると気づかされ、「設備が整っていなくても何とかなる＝最後は人である」ということを実感しました。

異動にあたってのご家族の理解は？

宮城県仙台市で採用となり、福島県南相馬市を経て、現在は千葉県市原市にある東京センターに所属しています。もともと、私も妻も旅行好きなこともあり、新しい土地には抵抗なく移住してきましたし、異動のたびに夫婦で「色々な土地でたくさん経験をしよう」と前向きに捉えてきました。関東は利便性がよく暮らしやすいのですが、子どもが小学生になり教育面や生活面を考えると、これからの異動については夫婦だけではなく、家族で話し合う機会が増えそうです。

現在どんな業務に取り組んでいるか？

現在は、東京センターでユニットハウスのレンタル業務に携わっています。主な仕事としては、東京支店や横浜営業所の営業担当者から現場への部材の納品依頼が来るので、スケジューリングから出荷の準備までを担当しています。この業務は、納品日程や在庫状況、運搬業者の手配など、様々な要素が絡んでくるため、常に判断力と現場で起きている状況を的確に捉える力が必要だと感じています。

成長を感じた瞬間は？

私が携わってきた業務内容を関係業者や後輩に指導している時に成長を感じます。教わる立場から教える立場になり、どうしたら相手に上手く伝えられるだろう？どうやったら業務を円滑に進められるだろう？と考えるようにもなりました。今後さらに成長していくためにも、様々な角度から物事を見られる視点を持てるようになりたいですね。

仕事を通じて一番感動した出来事は？

印象に残っているのは、震災で壊滅的なダメージを受けた東北各地が徐々に復興し、綺麗な街並みを取り戻している景色を見たときですね。本当に感慨深いものがありました。また、嬉しかったのは、津波被害で作業小屋が流されてしまった漁師さんのために、仮設の作業小屋を設置しに行った際、「これでようやく作業ができるよ、ありがとう。」と言われた時ですね。

今後はどんなことに取り組みたいか？

部材の発送はもちろん、戻ってきた部材の修繕など、私たちの仕事にはたくさんの人や作業が関係してきます。全体の流れを把握して業務を効率的かつ円滑に進めるためにも、自分の業務だけでなく、そこから派生する様々なコトに興味を持ち、知識として積極的に吸収することに取り組みたいと考えています。

今の自分だから伝えられる就活中の学生へのメッセージ

自分が求めているモノは、急には見つかりません。だからこそ、経験や体験をするために何か一つのことにガムシャラに打ち込む時間を持つといいと思います。私自身、プロのスノーボーダーを目指していた過去があり、シーズン中はスキー場にこもる生活をしていました。夏場に季節労働者として建築関連の仕事に携わることが多く、その時の経験が今につながっています。人生、どこで何が活きるかわかりません。今のうちにやりたいことや興味があることをたくさんやってください。それがきっと、自分の特性や求める姿に辿り着く一つの方法だと思います。